ヤドカニに夢中で、
魚を撮っていない・・・。
可愛いな~
可愛い~~
綺麗な眼・・・。宇宙の中の、蒼い地球みたい・・・。
あ!チアガニ・・・
違った、キンチャクガニ!
イソギンチャクを引き裂いて、両手にポンポンのように、持つんですね。
この子はお腹に、赤い卵を持っています。だから目つきが怖いのかな・・・。
屋久島の海は、豊穣という言葉がぴったり。
海の中に青々とした野原が広がっていた。
今度はワイドのレンズを持って、また行きたいな。
ヤドカニに夢中で、
魚を撮っていない・・・。
可愛いな~
可愛い~~
綺麗な眼・・・。宇宙の中の、蒼い地球みたい・・・。
あ!チアガニ・・・
違った、キンチャクガニ!
イソギンチャクを引き裂いて、両手にポンポンのように、持つんですね。
この子はお腹に、赤い卵を持っています。だから目つきが怖いのかな・・・。
屋久島の海は、豊穣という言葉がぴったり。
海の中に青々とした野原が広がっていた。
今度はワイドのレンズを持って、また行きたいな。
ある台風の日の海の中・・・。
ガラガラと石が砕け散る音がうるさい波打ち際を離れ、
水深8メートルの海底に着くと、
・・・とても、静かでした。
身体を少し、左右に持っていかれるような
うねりだけがありました。
蛸壺の中で、タコが握りしめるように抱きかかえていたのは・・・
・・・卵。
ムスカリの花束を逆さにしたような、白い房々。
ハッチアウトが終わった房は、糸束のようになっています。
タコの親は、大事そうに、卵の房を撫でていました。
それはとても、丁寧なしぐさでした。
奥から手前へと、房をいざなうように足を動かし、
漏斗(ろうと)と呼ばれる口のような器官を
収縮させたり、広げたりして、
水流を作っています。
ついに、ハッチアウト。
パラパラパラと、
卵が孵っていく・・・。
私はなんとなく、
このタコのことが、忘れられませんでした。
タコの親は、ほとんど食べずに卵を守り、
孵化を見届けると死んでしまう、という話を聞いたことがあります。
その後しばらくして、
このタコは蛸壺からいなくなったので、
生きたのか 死んだのか・・・
見届けることは できませんでした。
2017/10/28 伊崎
白いウェディングドレスを纏ったような・・・、
赤目のシャコです。
ルビーのような瞳をしています。
体は硝子細工のようでした。
一つ一つの細胞が、
集められたビーズのように、
夜の海でキラキラと輝き、
まるで、宝石箱のようでした。
2018/10/15 伊崎
出た!
シタビラメの仲間の稚魚・・・!!
さすがヒラメ、とても薄いです。
ぴろぴろぴろ~ ぴろぴろぴろ~
と、音が聞こえてきそうな感じ。
右へ左へと、泳いでいきます。
まだ子供なので、
体の両側にちゃんと片目ずつ、あるんですね。
大人になると、(地面に着底する生活を送るようになると)、
両目が体の片側に、移動するんでしょうか・・・。
私には腕のように見えてしまうのですが、
胸のあたりから下に飛び出ているものは、
「腸」だそうです。
稚魚の間は、このように脱腸し、
少しでも多くの食べ物を取り込むそうです。
腸のなかの黄色の粒々は、もしかして、
食べかすなのでしょうか・・・。
それさえも、ライトの光を受けて黄色く輝き、
とても、綺麗でした。
2017/10/13-15 伊崎
ヨウジウオの仲間の稚魚。
4㎝ほど。
成魚とは違い透明で、
体のところどころ、
まるで金箔が散らされたような色合いです。
黄金の鎧をまとっているようでした。
太刀魚の稚魚。
メタリックなピンクが綺麗です。1cmほど。
クーマ。
甲殻類の一種のようです。
そして、出ました!
瀬戸内初顔見せの、
ダルマガレイの仲間の稚魚。
ペロンペロンに薄くて、
とっても! キュートでした。
年に一度。今の時期だけ・・・。
プラヌラ幼生を、
体内に宿したアワサンゴ。
いつも、季節によって様々な色合いの緑を
楽しませてくれるアワサンゴですが、
この時期だけは、
黄土色のような、黄が強い色彩になります。
ポリプの中心から、
順番待ちしたアワサンゴの赤ちゃん、
プラヌラ幼生が、放生されます。
ポンっと。
たいていは一瞬の出来事で、
後を追うのが大変です。
約1~2㎜・・・。
ゴマ粒のような大きさです。
時々、二股の子がいます。
プラヌラ幼生は、
まるで意思を持っているかのように見えます。
潮流に身を委ねて流される他の浮遊物とは、
明らかに動きが違うのです。
ふよふよ~ ふよふよ~ と、
地面に着きそうになっても 再び泳ぎ出し、
気に入る場所が見つかるまで、
その旅は続くようです。
早く、良い住処が見つかるといいですね。
2018/10/8 レモンの森
3万ルーメンのライトに集まるプランクトンたち。
その中に、折れたカッターの刃のような、
硬質な輝きが見えた。
もしかして、と手の平ですくい上げると、
それはやはり、太刀魚の幼魚でした。
約2㎝。
成魚と同じ特徴である、「太刀」の輝きを、
この若さで既に持っていたのが、驚きであり、感動でした。
スチール缶の銀の色合いが、角度によって変わるように、
太刀魚の幼魚はライトの光を受けて、
桃色にも あんず色にも変化する オーロラのようでした。
2017/10/01 レモンの森
水温も上がりきり、元気がなくなってきたアワサンゴのなかには、
褐虫藻が抜け出し、真っ白になってしまったものたちがいます。
部分的に白くなることはありますが、
一株分、全てが白くなるのは、珍しいかもしれません。
再びアワサンゴの活性が良くなり、
褐虫藻が戻ってくれば、
いつもの元気な緑色に戻ることができます。
しかし、褐虫藻が戻らなければ、待っているのは死です。
この個体は、冬を越せるのだろうか・・・。
ざわざわと 波に揺られ・・・
向こう側が透けて見える、透明な茎。
ありのままの姿を、これからも見守っていきたいです。
元気な時も、そうでないときも。
2017/08/27 周防大島 土居
絶滅危惧種のホソエガサ、
通称「人魚のワイングラス」。
土居の海辺、水深2-3mの泥地に、ひっそりと・・・
ほんとうに ひっそりと、
植わっています。
そんなに数はありません。
カイワレ大根よりも か細い茎に、根。
植わるというよりも、砂地にどうにか数本 根が絡まっている、
そんなイメージです。
土居の砂浜は砂泥が細かく、
少しの波で砂が舞い上がり、視界が悪くなります。
そして、細雪のように、パラパラと、
傘の上に降りかかる。
私の見たホソエガサはどれも、
その砂にまみれていました。
「人魚のワイングラス」というよりは、
「細柄傘-ホソエガサ-」。
その名がぴったりだと、思いました。
傘の骨々の間、
黄緑色の粒々が、胞子。
拡大すると、
マスカットのように
艶やかです。
2017/08/09 レモンの森
日が落ちて、
夜光虫の瞬きがひとつ、ふたつと増える頃・・・。
水深8mの海底、
几帳面に掘られた巣穴から顔を出し、
辺りを窺うジョーフィッシュ。
再び巣穴に入ったかと思うと、次の瞬間、にょきっ・・・。
溢れんばかり
口いっぱいに卵塊をくわえたそのオスは、
口をパクパクと動かして
卵のハッチアウトを促した。
眼を見開くようにして懸命に行われる
その大胆な行動は、
いつもの臆病な性格の彼らからは、想像もつかない。
ぱら ぱら ぱら と、夜闇のなかに・・・。
産まれたばかりの命はキラキラと光りながら、
瞬きを一つする間に、見えなくなってしまいました。