春の海、美しい浅瀬。

2023/04/01  水温12℃  山口県周防大島

透明度は悪くはないのですが、
今日の海は少し、砂が舞い上がったような白っぽさがありました。
どこかでナマコ漁でもしていたのでしょうか。

いつものアワサンゴの森を通り過ぎて、森の先端の方まで
ぐんぐん泳いで行きました。

戻って来る途中、巨大なヒラメに挨拶をして、

その後、いつもの目印の岩を見つけると、海藻まみれになっていて、
驚きました。笑。

フクロノリやカゴメノリに包まれた、ウミウシマンションの岩・・・。
今日も大きなシロウミウシが住んでいました^^

さらに、藻場まで戻ってくると、今度は、豊かな緑の光景が続きます。

今日は少し水深が浅くて、太陽がより、近く感じられました。

とっても綺麗でした。

日本庭園とか、苔寺が頭をよぎります。笑。
ちょっとマニアックな楽しみ方でしょうか。。。笑
あちらは陸上の様式美ですが、こちらは海の中の
自然美ですね^^

見上げると空ではなく、水面なのが、面白いです。

浅瀬の中を散策するのは、とても気持ち良いです。

この湾には、川の水が流れ込んでいますが、
どのくらいの、塩分濃度なのかなぁ・・・。

海ですが、川の中にいるような、
透明な水の中を泳いでいるような、感覚になります。

何枚も写真を撮ってしまいます・・・笑。

芽吹いたばかりの緑は、
本当に綺麗な色です^^

春の絨毯、海藻が最も美しい季節。

2023/03/25 周防大島 水温12℃

陸が春めいてきたこの頃、
海の中でも春の兆しが見えてきました。

メバルの子供達が、背の高い海藻の合間を、カーテンをめくるように泳いでいきます。

浅瀬には太陽の光が優しく差しています。

美しい海藻の絨毯が広がる、瀬戸内の春がやってきました。

浅場の岩々を隙間なく覆った若草色の海藻が、
ゆっくりと押し寄せる波に合わせて、左右に揺られながら、一面に広がっています。

回転しながら差し込む太陽光に照らされて、
その緑が、影となったり、光となったり、

移り変わる色合いに見惚れて、時間を忘れてしまいそうになります。

楽しみな季節が、やってきましたよ^^

皆様のお越しを、お待ちしております💕

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明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます。
いつも当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
本年も、より一層精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します!

一年でアワサンゴが、最も美しい季節がやってきました。

ポリプが伸び、色は鮮やかな緑で、絨毯のように岩肌をアワサンゴが覆います。

水も濁りが減ってきて、白い浮遊物も少なくなり、
ワイド撮影が楽しみな季節でもあります。

スズメダイなど、魚の群れも多いです。

大体巣に隠れて見えないコケギンポの胸ビレが、ちらっと見えて、美しかったので、色々とカメラの設定やライトを試してみました。

体に対して、少しばかり、大きめの巣穴でした。


アワサンゴを見下ろせる、素敵な住処ですね。

ミニミニサイズのコケギンポもいました。

ゴマフビロードウミウシも、元気そうに歩いていました^^

ぼちぼちワイドの季節?

2022/12/18 山口県周防大島 水温16℃

ぼちぼち、ワイドの季節がやってきました!!
気持ち良い海です!

これから、アワサンゴの緑が鮮やかになり、
水も、透明度が増す時期がやってきます。

とはいえ、今日は少し、霞がかかったような、もやもや白っぽい海水ではあったのです・・・。

しかし、360度、アワサンゴの森はぐるりと岩壁を囲んでいますので・・・、

太陽光の角度によっては、多少はスッキリした写真になることもあります。浮遊物をできるだけ映さないような、瀬戸内仕様のカメラの設定を色々と試行錯誤しているところです。

カメラで遊んでいると、コブダイも、目をキョロキョロさせながら、寄ってきます。かまうと、そっぽを向くこともありますが、こちらが かまわないでいると、向こうからちょっかいを出してきます。私がそう感じているだけかもしれないけれど・・・至福の時間です。笑。

カエルアンコウも、今年は例年より多いかもしれません。
とってもとっても、可愛いです。
これからの冬が、楽しみです。

崖の谷間に挟まるようにじっとしていて、微動だにしませんでした。笑。

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死滅回遊魚のソラスズメダイも、まだ元気ですよ!

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✨瀬戸内アワサンゴの森✨
彩が作成したスライドショー。
ピアノ頑張って弾いてます。笑


↑アワサンゴと時々コブダイ ワイド撮影✨

↑ゴマフビロードウミウシとアワサンゴ マクロ撮影✨

ゴマフビロードウミウシも、最近よく見かけます💕
ぜひご覧くださいませ〜。

 

年に一回、5月に透明度が良くなる日。

2022/05/29 水温15℃

浮遊性のホヤの仲間、サルパが、腕に絡まるほど大量発生したのが、ちょうど先週。
その一週間後、ワイドを持って海に入りましたが、残念ながら(?)大量のサルパはいなくなっていました。

例年は、その一大イベントはたいてい5月のGWごろで、サルパが浮遊物を食べてくれるので、一時的に透明度が抜群に良くなります。

サルパ撮りたかったな・・・また来年の楽しみです。笑。

大量発生から一週間ですが、まだまだ、海は浮遊物が少なく綺麗で、透明度は良好です。

考え事をしながら写真を撮る私の周りを、コブダイが、ウロウロしています・・・笑。上に下に横に・・・ワイドのレンズを通して見ると遠くにいるように錯覚するのですが、実際は触れるような距離なので、時々、その目の美しさにびっくりします。

私はいつも、透明度が良い時の瀬戸内の底って、海というより、川っぽいな、と感じています。

黒潮があたる太平洋などの「青さ」というよりは、透明な「水」、という印象を受けるからかもしれません。

アワサンゴの緑色も、山や森みたいに見えて、あんまり、海を潜ったー!という感じではないんですよね。ここならではの、不思議な感覚です・・・。

実際、瀬戸内海は、中四国山脈から流れる川の水の影響を受けているそうで、
塩分濃度も他の海よりは低いので、川っぽい、山っぽい、というのは、あながち間違ったイメージではないのかもしれません。

水温は、底をついた3月から、次第に上がってきていますが、まだまだ褐虫藻に逃げられた、白っぽいアワサンゴも多く、寒いのだなぁ、という印象です。

産卵期が近いのか、オスのコブダイはパトロールが忙しそうで、フィンで蹴ってしまいそうな距離まで近づいてきます。

さて、今日は漁の網なども入っていたので、撮れるアングルがちょっと限られていて・・・笑。今時期のコブダイは、またリベンジしたいなぁ、と思います。

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The Story of SetouchiのYOU TUBE版はこちらです💕


↑アワサンゴ群生地(ワイド)

↑ゴマフビロードウミウシとアワサンゴ(マクロ)

L&B スキルアップ講習 etc.

2022/02/12  山口県周防大島

今日は、Love&Blueの二人の生徒さんが、
写真のモデルになってくれました。

まずは、一眼カメラ講習中の、Tamaki様。

私たちはたいてい、カメラをハウジング(防水ケース)に入れて、二つのストロボ(発光装置)を装備して水中撮影を行います。撮影内容によっては、ストロボや手持ちのライトの数を、増やしたり減らしたりもします。

カメラ機材が大きくても、水中でほとんど支障はありません。フロート(浮き)を付けているため、カメラは指一本で支えられるのです^^

ただし、自分自身が中性浮力を取れていないと撮影どころではないので、

自ずと中性浮力やフィンワーク(足捌き)を練習するようになり、カメラを始めると、カメラもスキルも上手くなり、一石二鳥だと私は思っています。笑。

特に、後ろに進む(バックする)フィンワークのスキルを身につけると、水中における動作の幅が格段に広がり、水中世界の自由度が何倍も広がるんですよね^^

こちらは、ダイブマスターという、プロになるためのコースを受講中のJJ様。水中地図を作ったり、生物をゲスト様に紹介する方法を覚えたり、スキルを磨いたり、とても面白くやりがいのあるコースです。

いくらやっても足りないと思うほどには、ダイブマスターコースは、とても貴重で重要なトレーニング期間だと私は思っています。
しっかり楽しんで、頑張ってくださいね!

ドライスーツのエアの抜き方、ばっちりですね♪
浅い水深では、吹き上げ(急浮上)を防ぐため、浮いてしまうことを事前に予測して、早めにエアを抜いて対策します。着底し立った姿勢でエアを抜くと、足に溜まった抜けにくい空気も、左腕の排気バルブからちゃんと抜けてくれます。

それと同時に、息を吐いて、肺の体積を小さくすることも大切です。
人間の肺は、大きな浮き袋なので、浮きたくない時には、しっかりと息を吐いて対応することが大切になってきます。

私は生徒さんと過ごす時間が好きですが、教えることと同じくらい、
人がどんどん上手くなっていくのを側で見ることも、好きなんだよなぁ・・・、と、お二人の写真を撮りながら、改めて思いました。

Tamaki様、JJ様、ありがとうございました!

さて、アワサンゴの緑がとても綺麗な時期がやってきました。
皆様のお越しをお待ちしております♪

 

 

 

ニホンアワサンゴの冬の森 /ワイド

山口県周防大島
水温12〜13℃

冬の、風が強く少し時化ているような日は、
海の中のニホンアワサンゴがダンスをするように、ポリプをうねらせます。

私は、そんなアワサンゴのユニークな姿が好きです。

景色全体で揺れ動く姿が、一つの表情のように感じられます。

一体、どこからどこまでが、個として区別できるのだろうかと、

非現実的な疑問が浮かぶのは、
海全体が、まるで一つの意識であるかのように、
皆、波に揺られて、

静止して、また揺られて、止まって、

そのうち、自分の思考も、静まってゆくからです。

海水越しの、太陽の光と、アワサンゴの緑は、

優しくて、美しくて、

陸から続く地面の崖沿いに、咲いている花のようで・・・

不思議な森の光景を眺めていると、
海の中であることを、忘れてしまいそうになります。笑

 

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