周防大島、夏の海。

2022/07/02 山口県周防大島 水温18℃

生物が活性化してきて、夏らしい海になってきました。

海藻をもぐもぐと食べている、
クロヘリアメフラシに出会いました。

ウミウシやアメフラシは、目がとてもキュートです。

波に揉まれて、体が倒れそうになっても、もぐもぐ・・・

随分と長い間、食事をしていました。

喧嘩中のハオコゼの雄たち。睨み合って勝ったのはどっち・・・?

右のハオコゼを追い払い、ふーふーと頬を膨らませて、クールダウン中。今回の勝者は、左側の雄でした。

身重の雌のハオコゼもいました。
パンパンのお腹は、卵が透けて見えそうなほど膨れ上がっています。物憂げな表情が美しかったです。

チャガラは、なんだか痩せ細った個体が多かったですが、
腹びれが青く、綺麗です。

ホンベラの雄も鮮やかさを増してきて、縄張り争いに精を出していました。

アワサンゴはイタボヤに侵食されている個体がいくつかありました。

今の時期、時々見かけることがあります。

アメフラシの卵も、アワサンゴの周りなど、至る所に産み付けられています。

可愛いシラユキウミウシや・・・

いつも通りの、上を向いたメバル。

夏の風物詩、スズメダイの卵は孵化間近です。

卵保護をするスズメダイの雄は、親も子も、目がとても綺麗で、
何枚も撮ってしまいます。




透明度の下がる、瀬戸内の夏の海ですが、
生物の観察が、一番楽しい季節だと思います!

ヒメイカの卵の中の目を探して・・・笑

2021/5/1 周防大島 水温15度

今日も、出会い頭、ついつい撮ってしまうのは・・・

どこにでもいるけれど、ハオコゼの目です。笑。
目の周りの模様が素敵です。

ダイビングを始めた頃は、その目をちゃんと見たことがありませんでした。

でも、こんな模様だったんだ、と、自分で撮った写真を見て初めて気づき、それが水中写真を始めるきっかけとなりました。釣りでいつも足蹴にされていた魚を、「取るに足らない生き物」と思うのは、私の目にかかっていた、ただのフィルターだったんですよね・・・。

さて、今日探していた本命の、ヒメイカの”卵”の中の目・・・ヒメイカの赤ちゃんの目も、私が面白いなぁと感じているものの一つです。とても小さいので、なかなか肉眼では見づらくて、これも、写真ならではの楽しみ方かもしれません。

上の写真は、4月11日の産卵の写真ですが、あのとき透明な球状だった卵が、20日後の今、どうなっているのか・・・定点観測です。

よく見ると、細胞分裂して、少し形ができているようです。

とても小さい、ヒメイカの赤ちゃんの目が見えます。
兎の眼のように赤くて、つぶらで、可愛いです。

横から撮って見ると・・・
ちょっと分かりにくかったかもしれません・・・。

まだまだこれから、体の模様が出てきて、足が分かれてきて、
赤かった目が、銀色になって・・・
ギラギラしてきたら、ハッチアウト。

銀色の目は、光を反射するので、もっと難しいです。

またリベンジしようと思います!

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