2023/06/26 山口県岩国市柱島沖 戦艦陸奥 水温18℃
6月の調査ダイビング、陸奥の写真です。
これまで夏はあまり潜ったことがなかったのですが、冬よりも生き物が多い印象を受けました。
寄り添うようなイソギンチャクも、綺麗でした。
1本目は、水底側の、キールの端を確認して、
船の後方へ向かって進みました。ずいぶん泳いだ後、手摺りのようなものがありました。
ここで引き返して、水底40mのボトムより少し上を調査しながら、ゆっくり泳ぎました。
減圧停止中、水面側の陸奥のキールには、オコゼがくっついていました。色が陸奥そのもの、流石です。
2本目は、水深30〜35m辺りを、主砲の方に向かいながら、ぐるりと周遊してみました。
ひっくり返っている陸奥の影になっている部分の内側は、今までじっくりと覗いたことがなく、
見たことのない景色がたくさんありました。
丸い船窓を斜め上に見上げながら泳いで、
どんどん進んで行きます。
水深28m付近にある浴槽です。
少し奥まった場所にあるのですが、下から見上げるような角度で撮ると、写りやすいことが今回分かりました。
ぐるっと船体を回った後、水底側のキールの、もう一方の端に辿り着きました。
水底側のキールについては、1本目に反対側の端を確認しましたが、どちらも今回初めて見ました。巨大です。
ここから浮上を開始して、
陸奥の船体で一番浅い場所、ひっくり返った船底まで浮上し、減圧停止を経てエキジットしました。船底に海藻が生えている景色も初めて見ました。
テクニカルダイビングのおかげで、ゆっくりと陸奥を観察することができ、初見のものもたくさん確認することができました。