2022/05/14 水温14℃
山口県周防大島
待ちに待った、ヒメイカの赤ちゃんの孵化です。
膨らませかけた紙風船のように儚くて、
でも、しっかりと意思を持って、海原へ旅立っていきます。
目が合う個体には、警戒されてしまい、ハッチアウトに立ち会えない・・・
ヒメイカあるあるです・・・。
また、来年が楽しみです。
2022/05/14 水温14℃
山口県周防大島
待ちに待った、ヒメイカの赤ちゃんの孵化です。
膨らませかけた紙風船のように儚くて、
でも、しっかりと意思を持って、海原へ旅立っていきます。
目が合う個体には、警戒されてしまい、ハッチアウトに立ち会えない・・・
ヒメイカあるあるです・・・。
また、来年が楽しみです。
2022/5/7&8, 2022/3/12
山口県周防大島柱島沖
柱島沖に眠る、戦艦陸奥に潜りました。
ボトム40m、浅いところで、約12mなのですが、今回は、−12m〜−20m付近の写真をUPしています。
この日は、船体に着いたキサンゴが、とても綺麗に咲いていました。
巨大な鉄の塊は、年月を経て少しずつ崩れつつあり、
毎回のダイビングが、貴重な時間となっています。
数年前までは、ちゃんと窓の枠が四角かったのですが、今は下部分が崩れ落ちています。
視界が悪く、一定の距離しか見えないため、ダイビング中は、部分部分が、浮き上がって見えることもあります。
山口県周防大島 水温14℃
ヒメイカのハッチアウトのシーズンが、近づいてきました。
今日は、1匹だけでしたが、ハッチアウトを確認しました。
これから水温が1、2℃上がってくると、一気にピークが来るのかもしれないな、と思います。
とはいえ、まだまだハッチまでは長くかかるであろう、初期段階の透明な卵もあり・・・
目ができたばかりの、赤目の卵もたくさんあります。
この目が銀色になったら、ハッチアウトです。
もうしばらくですね。
楽しみな季節です。
しかし、大人のヒメイカたちは、ハッチアウトピークの頃には、
姿を消してしまいます。世代交代前の、最後の輝き・・・
ここぞとばかりにたくさん写真を撮りました。
表情があるので、ヒメイカを撮るのは面白いです。
帰り道では、一休み中のアナハゼの若魚や、
綺麗なエビに出会いました。
一期一会です^^
*****
The story of Setouchiの、YOUTUBE版もぜひ、
ご覧くださいませ💕
山口県上関(瀬戸内海)/水温12℃
底をついた水温が少しずつ上がり、春めいてきました。
私が待ち望んでいたアマモの花が、やっと咲きました!
水中で光合成をして、気泡を蓄えています。
花びらも、気泡も、キラキラしていてとても綺麗です。
太陽の向きと、手持ちのライトの角度によっては、
その気泡に、隣のアマモの姿が映り込みます。
それが、水晶玉みたいに、とても美しいのです・・・。
散った花びらは、海の中をゆっくりと、漂います。
この花びらを写真に撮らないと、
私の中で、その年の春は始まりません。笑。
今年も観察することができて、嬉しいです。
絡まり合って、落ちていく姿も素敵です。
アマモ場を散歩していると、
アマモに着陸したクラゲの仲間がいました。
ヒューンと、足を下ろして、休憩中のようです。
アナハゼの子供も挟まって一休みしていました。
アマモは浅い場所に生えるので、ついつい、長居して潜っていると、
色んな情景に出会うことができます。
春の楽しみの一つですね^^
春と言えば、実家のカイドウ(海棠)が今年も咲きました💕
私の、世界で一番好きな花です。
また今度、ブログか動画で取り上げることができたらなぁ、と、
思います。何度見ても、可愛いです・・・。笑。
***
👇こちらは河津桜の写真集です💕
桜色が大好きな、わたしの趣味全開の動画です。
ぜひご覧になってくださいね💕
2022/04/02 山口県周防大島、瀬戸内海 水温12℃
ヒメイカが海を賑わせる時期がやってくると、
春がやってきたなぁ、と思います。
1、2cmほどの小型のイカですが、とても目力があります。
この日は、ヒメハゼが巣穴から顔を出していたり、
鮮やかなウミウシがいたり・・・
小さな甲殻類、アミの大群もいました。
ピントを固定して、カメラを前後に動かすようにして、
アミの眼が一番綺麗に見える時に、シャッターを押します。
すると、ピントが合った写真になることが多いのですが、
ファインダーを覗いた状態で、アミの黒い眼に集中していると、一瞬胴体が消えたように見えることがあります。
???と思いつつも、シャッターを押すと、それは、アミの正面顔でした。
可愛いですよね。とりたてて、アミを写真に撮ろうと思ったことは今までなかったのですが、この正面顔が思った以上に可愛かったので、マイブームになりそうです。笑。
*******
YouTubeを更新しました💕
ゴマフビロードウミウシの散歩の様子の写真集です。ぜひご覧くださいませ^^
👇【ほっこり】ウミウシの一人旅/♪「星から降る金」より
ピンクのアイコンを押すと、チャンネルに飛びます。
動画の概要欄に説明を記載しています💕
2022/02
Suo-Oshima, Yamaguchi-ken,
てくてくと歩いていくウミウシ・・・。
毛先(?)がオレンジ色でお洒落な、アリモウミウシです。
白と黒の顔が乳牛みたいで、かわいいなあ、と思います。笑。
3匹が重なりあっている場面に遭遇しました。
ウミウシは、歩いてきた道に撒くように分泌物を残し、自分の存在を仲間に知らせる、と聞いたことがあります。この広い海の中でちゃんと相手を見つけ出すことができて、すごいですよね。
雌雄同体の彼らは、体の右側部分に交接器があり、右側を合わせるようにして交接するそうです。
拡大してみると、顔の横(左のウミウシの右眼の横)あたりから、青白い線が伸びて、お互いに繋がっているのがわかります。
葉っぱをしっかりと口にくわえて、転げ落ちないようにしているのかな。
ウミウシがこんなふうに何匹か重なりあっている場面を、冬から春にかけて、時々見かけます。水温が下がったこの時期ならではの、光景です。
アワサンゴの方はというと、寒さで文字通り、縮み上がっています。ポリプの伸びた周りが白いハートになっている、かわいいアワサンゴも、首が小さくなっていました。
森の中の勢力図が変わり・・・、
アワサンゴの真ん中に、主役のようにケヤリが陣取っていたり、
元気な白いホウキムシが、弱ったアワサンゴの上に住み着いたりします。
水温が上がってくれば、アワサンゴが盛り返してきて、ホウキムシたちは退散していきますが、
まだしばらくは、この不思議な光景を見ることができます。
ホウキムシも、触手の中に、
次の命を蓄えているようです。
ホウキムシの子供は、巣立つとアクチノトロカ幼生となり浮遊生活を送るとのことですが・・・、
植物みたいに見えるけれど、れっきとした無脊椎動物なんですよね。口も肛門も、腸も血管もあるそうで、面白い生物だなぁ、と思います。
******
<YouTube>
瀬戸内ダイビングをもっと盛り上げたい!という想いで、作成しました。 ▷再生ボタンを押して頂けると、とても嬉しいです✨ピアノは高校生以来・・・がんばって練習します^^
※ピンクのアイコンを押すと、チャンネルに飛びます。応援して頂けると、とても嬉しいです💕
2022/02/12 山口県周防大島
今日は、Love&Blueの二人の生徒さんが、
写真のモデルになってくれました。
まずは、一眼カメラ講習中の、Tamaki様。
私たちはたいてい、カメラをハウジング(防水ケース)に入れて、二つのストロボ(発光装置)を装備して水中撮影を行います。撮影内容によっては、ストロボや手持ちのライトの数を、増やしたり減らしたりもします。
カメラ機材が大きくても、水中でほとんど支障はありません。フロート(浮き)を付けているため、カメラは指一本で支えられるのです^^
ただし、自分自身が中性浮力を取れていないと撮影どころではないので、
自ずと中性浮力やフィンワーク(足捌き)を練習するようになり、カメラを始めると、カメラもスキルも上手くなり、一石二鳥だと私は思っています。笑。
特に、後ろに進む(バックする)フィンワークのスキルを身につけると、水中における動作の幅が格段に広がり、水中世界の自由度が何倍も広がるんですよね^^
こちらは、ダイブマスターという、プロになるためのコースを受講中のJJ様。水中地図を作ったり、生物をゲスト様に紹介する方法を覚えたり、スキルを磨いたり、とても面白くやりがいのあるコースです。
いくらやっても足りないと思うほどには、ダイブマスターコースは、とても貴重で重要なトレーニング期間だと私は思っています。
しっかり楽しんで、頑張ってくださいね!
ドライスーツのエアの抜き方、ばっちりですね♪
浅い水深では、吹き上げ(急浮上)を防ぐため、浮いてしまうことを事前に予測して、早めにエアを抜いて対策します。着底し立った姿勢でエアを抜くと、足に溜まった抜けにくい空気も、左腕の排気バルブからちゃんと抜けてくれます。
それと同時に、息を吐いて、肺の体積を小さくすることも大切です。
人間の肺は、大きな浮き袋なので、浮きたくない時には、しっかりと息を吐いて対応することが大切になってきます。
私は生徒さんと過ごす時間が好きですが、教えることと同じくらい、
人がどんどん上手くなっていくのを側で見ることも、好きなんだよなぁ・・・、と、お二人の写真を撮りながら、改めて思いました。
Tamaki様、JJ様、ありがとうございました!
さて、アワサンゴの緑がとても綺麗な時期がやってきました。
皆様のお越しをお待ちしております♪
山口県周防大島
水温12〜13℃
冬の、風が強く少し時化ているような日は、
海の中のニホンアワサンゴがダンスをするように、ポリプをうねらせます。
私は、そんなアワサンゴのユニークな姿が好きです。
景色全体で揺れ動く姿が、一つの表情のように感じられます。
一体、どこからどこまでが、個として区別できるのだろうかと、
非現実的な疑問が浮かびます。
海全体が、まるで一つの意識であるかのように、
皆、波に揺られて、
静止して、また揺られて、止まって・・・
そんな光景を見ていると、
そのうち、自分の思考も、静まってゆきます。
海水越しの、太陽の光と、アワサンゴの緑は、
優しくて、美しくて、
陸から続く地面の崖沿いに、咲いている花のようで・・・
不思議な森の光景を眺めていると、
海の中であることを、忘れてしまいそうになります。笑
可愛い!まるでウサギみたいなウミウシに、アワサンゴの森で出会いました。
ゴマフビロードウミウシです。
体の表面に、本当にゴマが、まぶされているみたいに見えます。笑。
このウミウシは、結構動くなあ、と思います。
伸び上がって・・・
海藻をぱくり。
もぐもぐもぐ・・・
口触手は、餌を食べるのに使ったり、他のウミウシが放出する化学物質を感知したりするのに使用するそうです。
海藻に何か美味しいものが付着していたのでしょうか。
あっちでもぐもぐ、、、
こっちでもぐもぐ、、、
触手を動かしながら、進んで行きます。
どっちに行こうかな?広大なアワサンゴの森の中です。
意図を持って道を選んでいるのでしょうか。
旅を続けるウミウシ。
もちろん、時には休憩も。
本当に、可愛い生き物ですよね・・・。
2022/01/02 レモンの森
水温14℃
潜り初めのレモンの森です。
アワサンゴの森の中で、何を撮ろうかなと考えていると、
一番最初に寄ってきてくれたのが・・・
大きなオスの、コブダイでした。
ぐるぐると、私の周りを周っています。
縄張りに入られたのが、気に入らないのでしょうか。
手を伸ばしたら、触れてしまうほどの距離です。
以前は、アワサンゴの森の、奥の方、沖の方の、岩陰に潜むように住んでいて、なかなか姿を現してくれませんでした。数年前の話です。
長年、追いかけないように、追いかけないように、していました。
今は、こちらが止まっていると、だんだんと、距離が縮まってきます。
そんな歴史のある、レモンの森のコブダイたちなので、
お腹を見せてくれると、私はとても嬉しくなります。
あ。犬じゃなかった・・・。笑。
皆さんがマクロ撮影をされていると、そのすぐ後ろを、
ウロウロ、ウロウロしています。
見上げると、アジの群れがいました。
小さなスズメダイもたくさん。
ワイドは本当に、難しいですね。
コブダイ は、ちゃんと光が当たると、本当は、もっと綺麗な色をしているのではないかと思います。
今日はその色が出ませんでした。
またリベンジしたいです^^