一歩 歩くごとに、
てくてく むしゃり、
てくてく むしゃりと、
苔を引きちぎって食べていました。

お腹が膨れているのは、
多分、卵を持っているからだと思います。
産卵に向けて、良いパートナーが、見つかるといいですね。
一歩 歩くごとに、
てくてく むしゃり、
てくてく むしゃりと、
苔を引きちぎって食べていました。

お腹が膨れているのは、
多分、卵を持っているからだと思います。
産卵に向けて、良いパートナーが、見つかるといいですね。
ナベカのハッチアウト、シーズンがやってきました!
この日は景気よく、目の前で10匹以上が旅立っていきました。

1匹ずつ口に含んでハッチさせるので、
観察が楽しいです。


1㎝未満の大きさです。
その卵の中で、向きを変えたり、動いたりするので、
とても可愛らしいです。


今日も、たくさんハッチアウトしていきました!






日が落ちて、夜も更けてきた頃・・・。
スズメダイの父親が、忙しなくヒレを動かし、
ハッチアウトを促します。


早く、早く、今のうちに!
そんな声が聞こえてきそうなほど、
あっという間にハッチアウトしていきました。


キラキラ輝く、スズメダイの卵。
父親が一生懸命、ヒレや口を使い、新しい水を送り込んでいます。


一匹だけ、ハッチアウトしていきました。

浅瀬の海藻が、輝きを増してきました 。

底をついた水温が、これから上がってくるだろう・・・。
もうすぐ春。


巡る季節の足音。
浅瀬の鮮やかな色彩は、
その兆しの一つです。
腫れあがって見えるほど、膨らんだお腹を、
ぐっ、ぐっ、と屈伸させ、
こぼれるように、赤ちゃんが産まれてきます。

小半時ほどの間、間隔を置きながら、
赤ちゃんが産まれ出るにしたがって、
少しずつ、痛々しいお腹がしぼんでいきました。
丑三つ時に差しかかる、真夜中の海で・・・。

パンパンに膨れ上がった父親のお腹から
産まれた赤ちゃんは、
一瞬 父と見つめ合い・・・、
すぐに、藻が生い茂る闇のなかへ、
旅立っていきました。
メガロパは色んなポーズをしてくれるので、
ついつい、ファインダーを覗いたまま、
追っかけをしてしまいます。




