ナベカのハッチアウト

ナベカの父親は、ハッチアウトさせた仔魚を、
最後まで見届けます。

しかし、時に、思った方向とは違う方に、ハッチアウトしてしまう仔魚もいます。

できるだけ水面近く、敵のいない場所へとハッチアウトさせるため、
体を大きく乗り出して仔魚を放出さたり、様々な工夫をしていました。

旅立った子供たちは、
この父親と同じ大きさになるまで、
どれだけたくさんご飯を、食べるのかな。

いつも見るナベカの幼魚たちは、岩の上をてくてくと歩きながら、
海藻をむしゃむしゃと引きちぎり・・・、
その成長していく姿は、微笑ましいです。

死滅回遊魚

上関、ナベカを観察した帰り道の波打ち際・・・。

岩陰に隠れた鮮やかなチョウチョウオ。
瀬戸内でチョウチョウオを見たのは、初めてです。

暖かい海流に乗って、迷い込んできたのでしょうか。
数センチのサイズでした。

冬を越すことはできないでしょう。
あと少しの間、元気に生きてほしいです。

弱ったアカクラゲ

レモンの森/水温19.7度

自分が毒を持っていることを、
ちゃんと知っているからなのか、
たいてい好奇心旺盛に こちらに寄ってくるイメージが強かった
アカクラゲ。

でも今日は、魚に喰われて、
穴だらけの個体ばかり。

最期の力を振り絞り、
落ちるように、逃げ泳いでいきました。

ナベカのお散歩

一歩 歩くごとに、
てくてく むしゃり、
てくてく むしゃりと、
苔を引きちぎって食べていました。

お腹が膨れているのは、
多分、卵を持っているからだと思います。
産卵に向けて、良いパートナーが、見つかるといいですね。

春-。

浅瀬の海藻が、輝きを増してきました 。

底をついた水温が、これから上がってくるだろう・・・。
もうすぐ春。

巡る季節の足音。

浅瀬の鮮やかな色彩は、
その兆しの一つです。

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