ナベカの父親は、ハッチアウトさせた仔魚を、
最後まで見届けます。
しかし、時に、思った方向とは違う方に、ハッチアウトしてしまう仔魚もいます。
できるだけ水面近く、敵のいない場所へとハッチアウトさせるため、
体を大きく乗り出して仔魚を放出さたり、様々な工夫をしていました。
旅立った子供たちは、
この父親と同じ大きさになるまで、
どれだけたくさんご飯を、食べるのかな。
いつも見るナベカの幼魚たちは、岩の上をてくてくと歩きながら、
海藻をむしゃむしゃと引きちぎり・・・、
その成長していく姿は、微笑ましいです。