父親の胸ビレと卵が綺麗だな。
そう思ってファインダーを覗いていたら、
一匹、ハッチアウトしました!
見ているうちにハッチしたのは、結局その一匹だけでした。
歯並びが綺麗なニジギンポの父親・・・。
それにしても、卵に降りかかる親のヒレは、美しいです。
父親のお腹と、腹ビレと、卵。
尾ビレと卵。
胸ビレと卵。
温帯種のヒレの色は、濃い色ではありません。
メタリックで、しかし、柔らかさのある色彩です。
父親の胸ビレと卵が綺麗だな。
そう思ってファインダーを覗いていたら、
一匹、ハッチアウトしました!
見ているうちにハッチしたのは、結局その一匹だけでした。
歯並びが綺麗なニジギンポの父親・・・。
それにしても、卵に降りかかる親のヒレは、美しいです。
父親のお腹と、腹ビレと、卵。
尾ビレと卵。
胸ビレと卵。
温帯種のヒレの色は、濃い色ではありません。
メタリックで、しかし、柔らかさのある色彩です。
背ビレの黒い斑点が見えるほど、
体を乗り出してハッチアウトさせるジョーは、今回が初めてでした。
それでも、トラギスが近くを通るといったん巣穴へ引っ込み、
しかし、しばらくするとまたしっかりと顔を出し、
ハッチアウトを再開してくれました。
一度巣穴の中に入ってしまいましたが、
再び顔を出して、しっかりとハッチアウトしてくれました。
浅瀬にごろんと横たわる、一抱えほどの岩・・・
その丸い岩が、数センチほどの幼魚たちにとっての、ただ一つの地球です。
侵入者がやってきた!
びっくりした顔でこちらを見るナベカの幼魚。
右側のナベカの幼魚は、
左側の一回り大きいナベカの幼魚に、追い出されても追い出されても、
留守を狙い、その牡蠣の中の住居の中へ、入り込もうと企みます。
しかし今回は、現行犯で見つかってしまいました。笑。
ヘビギンポは、尖った口先がキュートです。
頭でっかちの幼魚は、その不均等なバランスが、とても可愛らしいです。
日が暮れてしばらく経ったころ・・・
パタパタとヒレを動かす父親に
ハッチアウトを促され、子供達が旅立って行きます。
真夏の海に、ひっそりと、
カイワレダイコンのように か細く植わっているホソエガサ。
絶滅危惧種です。
岩牡蠣の間に挟まっているのは、
ニジギンポの父親です。
実は、挟まっているのではなく、
色鮮やかな卵を保護しています。
まだ生まれたてに近く、もぎたての果実のように、艶々としています。
ナベカの観察をしていると、可愛い貝がらを持った生き物が、
視界に入ってきました。
貝殻にハートマークが付いています。
今年のジョーは、だいたい7時半前後にハッチアウトしています。
ライトの光量を落とした薄明かりの中、ニョキっ。
あり得ないと思うような、不思議なシルエットが巣穴から現れます。
卵を咥えたジョーフィッシュ。
ライトの光量を上げていきます。
稚魚には黒い斑点模様がついています。
肉眼では見えない発見がたくさんあるので、
帰ってから写真を確認するのが、いつも楽しみです。
ジョーフィッシュの観察の帰り道、
夜の海の浅瀬、海藻が生い茂る中に、鱧(ハモ)がいました。
ウツボを長くしたような、1メートル以上はありそうな、立派な鱧でした。
全体像が撮れなくて残念ですが、また出会えたらいいなあと、思います。