サメハダヘイケガニの幼生

周防大島 水温22℃

夜のライトトラップでおなじみのゾエア幼生。

背棘の先端に、黄色の点状の色素があり、
サメハダヘイケガニのゾエア幼生と思われます。

カニとは似ても似つかない姿ですが・・・

このゾエア幼生が変態すると、次に、メガロパ幼生となります。

こちらが、サメハダヘイケガニのメガロパ幼生です。

足が長くて、ちょっと重たげに泳ぐので、泳ぎはあまり得意じゃないように思えます。5ミリくらいの大きさです。

着底する日が近いのかもしれませんね。

可愛いポージングをしてくれますので、
ちょっと水中で笑いそうになります。笑。

浮遊系いろいろ

周防大島 水温22℃

夜の海でライトを焚くと、たくさんのプランクトン(浮遊する生物)が集まってきます。瀬戸内は特に、秋が浮遊系の旬なので、ナイトダイビングが楽しい時期です。

クラゲはライトを当てると綺麗に輝きます。

赤目のシャコの幼生。

とても動きが早いですが、たまに、思い出したように静止してくれる時があります。

エビ類の幼生、フィロゾーマ。

カニ類の赤ちゃん、ゾエア幼生。

ゾエア幼生が変態した後の、メガロパ幼生。

モエビ類の幼生。

魑魅魍魎たちの、真夜中のショーでした^^

赤眼のシャコ

2017/10/28 伊崎

白いウェディングドレスを纏ったような・・・、

赤目のシャコです。

ルビーのような瞳をしています。

体は硝子細工のようでした。

 

一つ一つの細胞が、

集められたビーズのように、

夜の海でキラキラと輝き、

まるで、宝石箱のようでした。

 

NIGHT DIVING -浮遊系- シタビラメの仲間の稚魚

2018/10/15  伊崎

出た!

シタビラメの仲間の稚魚・・・!!

さすがヒラメ、とても薄いです。

ぴろぴろぴろ~ ぴろぴろぴろ~

と、音が聞こえてきそうな感じ。

右へ左へと、泳いでいきます。

まだ子供なので、

体の両側にちゃんと片目ずつ、あるんですね。

大人になると、(地面に着底する生活を送るようになると)、

両目が体の片側に、移動するんでしょうか・・・。

 

私には腕のように見えてしまうのですが、

胸のあたりから下に飛び出ているものは、

「腸」だそうです。

稚魚の間は、このように脱腸し、

少しでも多くの食べ物を取り込むそうです。

 

腸のなかの黄色の粒々は、もしかして、

食べかすなのでしょうか・・・。

それさえも、ライトの光を受けて黄色く輝き、

とても、綺麗でした。

NIGHT DIVING -浮遊系-

2017/10/13-15 伊崎

ヨウジウオの仲間の稚魚。

4㎝ほど。

成魚とは違い透明で、

体のところどころ、

まるで金箔が散らされたような色合いです。

黄金の鎧をまとっているようでした。

太刀魚の稚魚。

メタリックなピンクが綺麗です。1cmほど。

クーマ。

甲殻類の一種のようです。

そして、出ました!

瀬戸内初顔見せの、

ダルマガレイの仲間の稚魚。

ペロンペロンに薄くて、

とっても! キュートでした。

 

NIGHT DIVING -浮遊系ー 太刀魚の幼魚

2018/10/8 レモンの森

3万ルーメンのライトに集まるプランクトンたち。

その中に、折れたカッターの刃のような、

硬質な輝きが見えた。

もしかして、と手の平ですくい上げると、

それはやはり、太刀魚の幼魚でした。

約2㎝。

成魚と同じ特徴である、「太刀」の輝きを、

この若さで既に持っていたのが、驚きであり、感動でした。

 

スチール缶の銀の色合いが、角度によって変わるように、

太刀魚の幼魚はライトの光を受けて、

桃色にも あんず色にも変化する オーロラのようでした。

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