魚のあくび。

山口県周防大島 地家室海域公園 水温20℃

何枚も写真を撮っていると、時々、魚のあくびが写ることがあります。
いつか、あくびシリーズを作ってみたい・・・ひそやかな私の夢です・・・笑

キヌバリの仲間であるチャガラ。

そして、こちらは、キヌバリのあくびです。

婚姻色のニシキハゼも、そろそろ見納めの時期がやってきました。
こちらは、あくびではなく、驚かせてしまったので、口が開いています。

怖かったよね、ごめんなさい・・・。

瀬戸内の魚は、だいたいアースカラーだろういうのはかつての自分の思い込みで、本当は、温帯の海の中も、とても、彩り豊かであると、今は感じています。
青い稲妻のようなニシキハゼのほっぺ、大好きです。

ニジギンポの卵保護も、終盤に差し掛かってきました。

陸も肌寒くなってきましたが、少しずつ、海の中も冬の足音が聞こえてくるようです

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山口県周防大島、
地家室海域ニホンアワサンゴ群生地スライドショー💕

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ニジギンポの卵保護/夜光虫

山口県周防大島 地家室海域公園 水温23℃

今年は、ニジギンポの卵保護を多く観察することができ、嬉しいです。

ぷるぷるの黄色い卵が成長して、やがて目玉ができます。

卵を守るニジギンポの親の眼差しも・・・、

 

そのヒレ越しに見える卵も、綺麗だなぁ、と思います。

浅瀬では、夜光虫がたくさん発生していたので、撮れるがどうか、チャレンジしてみました。

夜光虫、おしりみたいでかわいいです・・・。笑

左上の黄色いプランクトンは、肉眼では赤い砂みたいに見えるのですが、今、たくさん発生しており、気になっています。

何というプランクトンか調査中です。

近年は、浅瀬の方にもアワサンゴが増えており、キヌバリとアワサンゴという組み合わせの写真も撮ることができますよ^^

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山口県周防大島、
地家室海域ニホンアワサンゴ群生地スライドショーです💕

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死滅回遊魚の季節…ソラスズメダイ、キンチャクダイの幼魚、ミノカサゴ。

山口県周防大島 水温21℃

私がダイビングを始めてから、そして、この周防大島の海を潜り始めてから、あと一ヶ月で、7年になります。

ほぼ毎週末、潜っているのですが、この海で初めて、ソラスズメダイに出会いました!

たった1匹だけ、

普段、見慣れていない、カラフルなカラーのお魚です!(笑)

死滅回遊魚ですので、潮流に紛れてやって来た後は
冬を越えられずに死んでしまう可能性が高く、

そういう意味では、切ない気持ちになります。

背後にアワサンゴのある、この場所が気に入ったようで、何日も同じ場所に留まっています。

ここではお馴染みの灰色のスズメダイと一緒にいる姿を見ると、
とても不思議な感じがします。

すぐそばには、同じ死滅回遊魚の、キンチャクダイの幼魚がいました。

こちらは、冬の風物詩、毎年ここに何匹か漂流してくるので、
いつも楽しみに待っています。

すばしっこくて、すぐにアワサンゴや岩の影に隠れてしまい、思わぬ場所から、また出てきたりします。

そして、今日、同じく死滅回遊魚のミノカサゴもいました。
こちらも、私は初めてここで見ました。

ミノカサゴにとってはこの水温は寒いのだと思われます。
とても弱々しく飛び立って行ったので、追いかける気には、なれませんでした。

帰り道には、体がまだ透けているキヌバリの幼魚がたくさんいました。

そして、繁殖期が終わり、ズタボロのキヌバリの父親。

婚姻色の、ごんぶと、巨大、ニシキハゼ(30センチくらい)。

お腹がパンパンのニジギンポ。

コウイカ

最近、日増しに距離が近い、コブダイ

一休み中のカサゴ

小さなイトヒキハゼ

素晴らしい家に住んでいるコケギンポ。

今だけの、旬な生物もたくさんいます!
ぜひ遊びにいらしてくださいね^^

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プラヌラ幼生尽くし・・・!

2022/10/8 水温23℃  山口県周防大島

前回潜った時に、今年はプラヌラ幼生が少ないのかな、と心配しましたが、
例年よりやや時期が遅れたものの、結果的には、今年もたくさんのプラヌラ幼生を観察することができて、ホッとしました。

アワサンゴの茎のように見える部分の中に、みっちりと黄色い幼生が詰まっています。

アワサンゴのポリプの真ん中から、スイーっと、旅立って行きます。

アワサンゴはゆらゆらと揺れるので、プラヌラ幼生の飛び出し方を予測するのは、ちょっと難しいかもしれません。

アワサンゴの中にいる時は、鮮やかな黄色に見えるのですが、

飛び出した後は、肌色に見えるのが不思議です。

この日はたくさんの幼生が放出されていたのですが、
そこらじゅうの岩肌や、ホヤの表面などに、たくさんのプラヌラ幼生が引っ付いていました。

こんなに密集している光景は、初めて見たのでびっくりしました。

珍しい二股のプラヌラ幼生もいました。

着底すると、アワサンゴの形へと、少しずつ姿が変化して行くのでしょうか、

先が伸びた形や、丸に近い形など、発達段階が違うのか、色んな形の幼生がいて面白いです。

アワサンゴの形になったばかりかな、というような、数ミリサイズの赤ちゃんアワサンゴも至る所に見受けられます。

とはいえ、1ミリ、2ミリくらい・・・
とても小さいので目が慣れないとなかなか見えてきません。

気づかずに潰してしまいそうなほど小さくて、
写真に撮ってカメラの画面で拡大して、ようやく確認できる、という大きさのものもたくさんあります。

少し育ったアワサンゴも、透明感があって綺麗ですね。

そろそろ終盤かと思われますが、

今年は、思ったよりも長い期間、プラヌラ幼生のいるアワサンゴの森を、楽しむことができました。

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秋らしくなってきた海です。
今日は、他にもたくさん、元気な生物達に会いました。


(婚姻色のキヌバリのオス)


(貝を捕食中のホシササノハベラのメス)


(婚姻色のニシキハゼのオス)


(24本のアワサンゴ(通常は、ポリプから伸びる触手のような部分は12本と言われています))


(アナハゼのオス)


(ホシノハゼ)


(一休み中のニシキハゼ)


(イトヒキハゼ)


(イトヒキハゼと共生するテッポウエビ)

潜りやすい気温・水温の時期です。
皆様、是非いらしてくださいね^^

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プラヌラ幼生の旅立ち/アワサンゴ

2022/09/10 山口県周防大島 地家室/水温23℃

今日のアワサンゴの森では、可愛いタコが穴の中で一休み中でした。

2週間ぶりの海、そろそろ、アワサンゴのプラヌラ幼生がたくさんいるはず、とワクワクしながら向かったのですが、予想に反して、あんまりいないなぁ・・・というのが最初の感想でした。

曇り空だったのでポリプも縮み気味で、黄色いプラヌラ幼生を見つけても、一株の中に一粒、二粒といった程度です。見渡しながら群生地をざっと泳いでみましたが、少ないな、という印象は変わりませんでした。

一方で、死んで白骨化したアワサンゴの骸の数は増加したように感じられます。プラヌラ幼生を産む前に白骨化してしまったのだとしたら、今年はちょっと、海の中は例年と様子が違うのかもしれません・・・。

諦めて、群生地から波打ち際のエキジット場所へと戻る途中、
砂地にポツポツと岩が転がっているような場所に、ころん、ころん、と、アワサンゴが生えていました。寄生したヒトエカンザシゴカイが綺麗でした。

その時、視界の隅っこに見えたアワサンゴが黄色っぽいように一瞬思えたので、あら? と、顔を近づけてよく見ると、今日見た株の中で一番、プラヌラ幼生を宿していました。

アワサンゴの体内で、スイスイと活発に動くプラヌラ幼生をじっと見つつ、
プラヌラっていつもこんなに動いていてたかなぁ、と考えていたら、

スイッ、と、側のポリプから、幼生が旅立っていきました。

ポリプの真ん中から旅立つ前の、ちょっとだけ外に出たプラヌラは、
真珠みたいだなぁ、といつも思います。

飛び出る時の潮流によって、ピュッと一瞬で飛び出てくるように見える時もあるし、ころん、と果実がもげるように出てくる時もあります。

この、ゴマみたいに小さな生物の中に、育ちゆくための数多の情報が詰め込まれているんだろうな・・・と想像すると、それだけで面白いというか、可愛く思えてくるのが不思議です。毎年観察しますが、可愛いな、と思っています。本当ですよ。笑。

住みやすい着底場所が見つかるといいな、と思います。

砂地の帰り道には、イトヒキハゼがいて、もう少し近寄って写真を撮りたかったけれど、警戒されてしまい、すぐに巣穴に入ってしまいました。

ホシノハゼは、横から見ると、紫のラインがとても綺麗よね、と思いながら、通りすがりにシャッターを切りました。

キヌバリの婚姻色を見つけると、夏から秋に移りゆく季節の気配を感じます。

横からよりも、意外に真正面からの方が寄りやすいのは何故なんだろうか、と
時々不思議に思います。

ホンベラの幼魚は、背鰭の青い目玉模様がとても綺麗でした。

そして、最近増えたなぁ、と思う、オヨギイソギンチャク。

今日は、泳いでいる姿を初めて見ました。
左の海藻、ホンダワラにくっつくのかな、と思っていると、

体を伸び縮みさせて、横に泳ぎました。

最後は、手足をぐーんと伸ばして静止すると、
パラシュートのように、ゆっくり下へと落ちて行きました。

私より器用かもしれないな、と感心しました。笑。

***

 

周防大島、秋の海

周防大島 水温21℃

浅瀬では、カマスの群れ。

そして、キヌバリの幼魚。

波打ち際のコケギンポ。

キュウセンは、幼魚が段々と大きくなってきました。

死滅回遊魚のキンチャクダイ、近年は大型化しているように感じます。
年々暖かくなってきているからでしょうか。南国調の魚がホンダワラの森に住んでいるというのは、不思議な感じがします。

シロウミウシと、今年産まれたアワサンゴの赤ちゃんたち。

今年の夏に産まれたジョーフィッシュ。

ジョーフィッシュを撮っていると何故か寄ってくる、ホシノハゼの若魚。

婚姻色の黒染めが綺麗なニシキハゼのオスと、ペアリングしているメス。

こちらを警戒するニシキハゼのペア。

この時期のオスの尾びれはとても綺麗です。

陸は霜月・・・
ですが海中はまだまだ暖かく、快適です。

キヌバリの幼魚。

12月28日 レモンの森

レモンの森の浅瀬が、キヌバリの幼魚で賑わっています。

お腹の向こう側の景色が透けて見えるほど、透明な体。

キヌバリの特徴である、黒のラインが目立ちます。

この時期、キヌバリの幼魚は群れで生活しているようですが、

一定の距離を保ちつつ逃げて行くので、なかなか近づけません。

この時は、20匹ほど群れていましたが、

私がカメラを向けると、スイ~スイ~と、微妙に遠のいて行ってしまうのでした・・・。

あれ。群れの中に、頭が黄緑色の幼魚・・・。

裸眼で見た時、私は最初、別の魚がキヌバリの群れに混じっているのだと思っていました。

しかし、家に帰って写真を拡大してみると、黒い縦線がちゃんと見えます。

↑そしてこちらの個体は、黒のラインが大分出ています。

こんな風に少しずつ、色づいていくのですね。

この子達も、キヌバリの幼魚だったとは。

こちらは、「金魚のしっぽ」で同時期に撮影した、

もう少し成長した キヌバリの若魚です。

同じ周防大島でも、産卵や孵化の時期が、少し、違うようです。

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