プラヌラ幼生の放出!

2021/09/19  周防大島 水温23℃

今日は、過ぎ去った台風が大気を浄化したかのような、クリアな秋空でした。
この時期のニホンアワサンゴはプラヌラ幼生を宿し、黄土色に色づきます。

ぎっしりと茎の中に詰まっていますが・・・、

時が来れば、ひとつひとつ、ポリプの真ん中から巣立って行きます。

波に揉まれながら・・・

ポンっと斜めに飛び出して行く、プラヌラ幼生。

活性化している株のポリプの真ん中では、順番待ちしているプラヌラ幼生がいたり、

真珠のように、コロン、と転がり落ちる個体もいたりして、ずっと見ていると可愛らしく思えてくるので不思議です。

放出されたプラヌラ幼生は、海の中を漂い、やがて着底するそうです。

すくっと背筋を伸ばすことができるようになるまで、どのくらいかかるのかな・・・。

大きく成長することができても、弱って白化してしまう個体もいます。

広大な群生地なので、強いアワサンゴ、弱ったアワサンゴ、
様々な段階のアワサンゴが生きていて、それぞれに物語があります。

ぜひ、見に来て下さいね^^

アワサンゴのなかにホウキムシ

2018/03/10 レモンの森

水温が下がり、アワサンゴの活性が弱まると、

アワサンゴの骨格に、ホウキムシがくっついてしまうことがあります。

とても面白い光景です。

上から見ると・・・、

・・・・。

なぜ、わざわざアワサンゴの上に?
周囲の砂のようなものは、ホウキムシの排せつ物でしょうか?

極小のアワサンゴ

12/26 レモンの森。

ミリ単位の極小のアワサンゴが今、

レモンの森の至るところに生えています。

成長したアワサンゴの冴え々々とした緑色とは違い、

まだ若い小さなアワサンゴは、

茶色の苔のような、くすんだ色をしています。

見ようと思って意識していないと、通り過ぎてしまうくらい、

小さくて、地味なのです。

ですが、目を凝らしてよく見ると、

そこらじゅうに、たくさんいます!

極小のアワサンゴは、質感がとても、ふっくらとしています。

そのことに気付くと、

ひとつひとつ 表情が違って見えてきて…

観察していると、

あっという間に 時間が過ぎてしまいます。

 

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