アワサンゴのプラヌラ幼生

レモンの森 水温23度

風が秋らしくなってきた今日この頃、
プラヌラ幼生の観察も、終盤に差し掛かってきました。

ポリプの真ん中から飛び出した
黄色いプラヌラ幼生が、
アワサンゴの森の中を彷徨っています。

上を向いたり、下を向いたり、

流れに翻弄されながら・・・。

いつ着底するのか分かりませんが、
きっと大きくなって、
このアワサンゴの森を賑わせてくれることと思います。

プラヌラ幼生の旅

年に一度。今の時期だけ・・・。

プラヌラ幼生を、

体内に宿したアワサンゴ。

いつも、季節によって様々な色合いの緑を

楽しませてくれるアワサンゴですが、

この時期だけは、

黄土色のような、黄が強い色彩になります。

ポリプの中心から、

順番待ちしたアワサンゴの赤ちゃん、

プラヌラ幼生が、放生されます。

ポンっと。

たいていは一瞬の出来事で、

後を追うのが大変です。

約1~2㎜・・・。

ゴマ粒のような大きさです。

時々、二股の子がいます。

プラヌラ幼生は、

まるで意思を持っているかのように見えます。

潮流に身を委ねて流される他の浮遊物とは、

明らかに動きが違うのです。

ふよふよ~ ふよふよ~ と、

地面に着きそうになっても 再び泳ぎ出し、

気に入る場所が見つかるまで、

その旅は続くようです。

早く、良い住処が見つかるといいですね。

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