2025/08/02 山口県周防大島 地家室海域公園 水温22℃
久しぶりのナイトは、日の暮れた20時のエントリー。
昼間の日差しから解放され、準備も快適でした。
いつもは岩陰に隠れているサラサエビ。
昼間はなかなか全身を撮ることができないのですが、夜なら簡単に、その姿を観察することができます。
ナイトダイビングは、暗闇の海の中、自分がライトを向けた部分だけが明るくなり、まるで照明の当たった舞台を上から見ているような気分になります。日中のダイビングとは違う楽しみ方ができるので、私は大好きです。
穴の中にいるタコも、外出を始める時間です。
この日は徘徊中のタコを3匹見かけました。
キタンヒメセミエビも、夜の住人です。
とはいえ、通常のライトの光をとても嫌うので、赤ライトで撮影を試みました。逃げずに踏ん張ってくれました。
しかし、ホッコクエビは、赤ライトも苦手なようで、砂の中に隠れてしまいます。
甲殻類はそんな感じでしたが、魚類は、寝ていると思われるものも多く、驚くほど近くに寄ることができます。
こちらのニシキハゼは、カメラの先から15センチくらいの場所まで近づいても、微動だにしません。
ホシノハゼも、マクロ撮影の最短距離まで近づいてしばらく眺めていましたが、砂の上に寝そべったままです。
そして、ユウダチタカノハ。それなりに警戒心がある魚で、いつもは、寄ると泳いでどこかに行ってしまう、そういう印象でした。なので、砂地に腹ばいになっている姿にびっくりしました。
目の前でカメラを構えても、動きません。
何だか、自然界の生物のこういう姿を見ると、心がほっこりします。昼間はみんな、忙しそうなので…笑。
夜のアワサンゴの森は、ポリプが閉じているアワサンゴが多く、緑の絨毯のようだった森が、山肌剥き出しの砂色に変化し、まるで殺風景な別世界となります。初めてナイトでこの光景を見た時は、別の場所に迷い込んだのか、とびっくりしたものです。朝日が上り日光に照らされると、再度ポリプが、ちゃんと伸びてきます。
帰る途中で、可愛いウシノシタに出会いました。
頭上にふらふらやってきたメバルの腹についた生物を見つめているかのようなウシノシタ。
コチの仲間もいました。
目が恐ろしく美しいので、いちど写真に撮ってみたかったのですが、願いが叶って嬉しいです。
浅瀬まで戻ってくると、アマモを口に咥えて、流されないように眠っているアミメハギが、何匹もいます。
本当に、そこらじゅうに、たくさんいます。
そんな姿を見て、今日も豊かな海だったな、と思い、エキジットしました。
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Love & Blueは、少人数制のガイドが基本ですが、カメラを扱う上級者のゲスト様から、ダイビングライセンスを取ったばかりの初心者のゲスト様まで、幅広くご案内させて頂いております。もちろん、ライセンス取得もできます!
この夏、皆様にお会いできる日を、楽しみにしております♪
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アワサンゴの森のスライドショーです💕