ヒメイカの交接

2018/3/11 周防大島 土居

ヒメイカの交接の季節。オスがメスにちょっかいを出しています。

・・・しかし、ヒメイカのオスのアプローチは かなり強引です。

手前の白っぽい方がオスですが、

ひと休みしているメスの隙をついて突進するように交接に及ぼうとするため、

メスは見たことないほどの勢いで、逃げて行ってしまいます。

こちらは、食事を始めるために移動していたメスに、しがみついたオス(手前)。

メスの足の間に割り込み、白い糸状の精嚢を渡しました。

その後、メスは観念したのか、この態勢のまま、オスと共ににエビの中身を吸い取っていました。

交接の終わったメスは、まるでうがいをするように、

しきりに口を動かします。

口の中に、透明な袋のようなものがあるのが見えます。

受精をうながしているのでしょうか。30分ほどそれを出し入れさせたりしていましたが、産卵には至りませんでした。

二匹のオスが、すでに、他のオスの精嚢を足の間に沢山たくわえたメス(手前)に向かって、一定の速度で近づいてきました。

メスの間合いに入るまでは、慎重に近づいてきます。

そして、一瞬で、メスにかじりつきます。二匹同時であることなどおかまいないようで、メスは後ずさりして逃げようとします。

観念したようなメスの表情を見ていると、

すこし、気の毒になってきます・・・。

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