ナベカの卵保護、ハッチアウト、求愛。

2020/07/30 上関の浅瀬。水温28度

雨が続き水温が上がらないなぁと思っていたら、
連日のお天気で、一気に上昇しました。

ナベカの卵保護を観察できるのも、
そろそろ終盤となり、次の季節へ。

大きくなった稚魚達が、
…と言っても1.5センチくらいですが、
浅瀬を賑わせています。

向こうを向いている風に見せて、
実は私の方を、ちゃんと警戒しています。

孵化したての赤ちゃんは、0.5センチにも満たないくらい
小さいです。

一体どれほどが、
大きくなって、
次の命を育むことができるように、
なるのでしょう。

小指ほどの成体のナベカですが、
稚魚の頃の大きさを思うと、
よく大きくなったなぁ!と、思います。

求愛行動は、オスの必死さも可愛いのですが、
メスの潤んだ瞳も、可愛いです。

ナベカのハッチアウト・求愛

2018/7/23&8/5  上関

早朝、朝日が昇って間もなくの頃・・・。

せわしなく胸ビレを動かしていたナベカが、

巣穴の奥に入り、

次に出てきた瞬間。

プッ。

ナベカの口の中から、稚魚がハッチアウト。

稚魚の行く先を、

最後まで見つめる父親ナベカ。

前々日に卵を観察していた こちらのナベカも、

朝の5時、一匹だけ、ハッチしました。

ハッチの合間に、求愛、産卵なども観察でき、

この時期のナベカからは、目が離せません。

巣穴の奥に入ったメスに、

どんなことを語りかけているのでしょうか。

自然に生きる生物たちは、いつも、

瞬間々々を生き、「今」の中に、生きていています。

その溢れ出る生命力に、目を奪われ、

ついつい、彼らのそばに、長居してしまうのでした・・・。

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