ぼちぼちワイドの季節?

2022/12/18 山口県周防大島 水温16℃

ぼちぼち、ワイドの季節がやってきました!!
気持ち良い海です!

これから、アワサンゴの緑が鮮やかになり、
水も、透明度が増す時期がやってきます。

とはいえ、今日は少し、霞がかかったような、もやもや白っぽい海水ではあったのです・・・。

しかし、360度、アワサンゴの森はぐるりと岩壁を囲んでいますので・・・、

太陽光の角度によっては、多少はスッキリした写真になることもあります。浮遊物をできるだけ映さないような、瀬戸内仕様のカメラの設定を色々と試行錯誤しているところです。

カメラで遊んでいると、コブダイも、目をキョロキョロさせながら、寄ってきます。かまうと、そっぽを向くこともありますが、こちらが かまわないでいると、向こうからちょっかいを出してきます。私がそう感じているだけかもしれないけれど・・・至福の時間です。笑。

カエルアンコウも、今年は例年より多いかもしれません。
とってもとっても、可愛いです。
これからの冬が、楽しみです。

崖の谷間に挟まるようにじっとしていて、微動だにしませんでした。笑。

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死滅回遊魚のソラスズメダイも、まだ元気ですよ!

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✨瀬戸内アワサンゴの森✨
彩が作成したスライドショー。
ピアノ頑張って弾いてます。笑


↑アワサンゴと時々コブダイ ワイド撮影✨

↑ゴマフビロードウミウシとアワサンゴ マクロ撮影✨

ゴマフビロードウミウシも、最近よく見かけます💕
ぜひご覧くださいませ〜。

 

死滅回遊魚の季節…ソラスズメダイ、キンチャクダイの幼魚、ミノカサゴ。

山口県周防大島 水温21℃

私がダイビングを始めてから、そして、この周防大島の海を潜り始めてから、あと一ヶ月で、7年になります。

ほぼ毎週末、潜っているのですが、この海で初めて、ソラスズメダイに出会いました!

たった1匹だけ、

普段、見慣れていない、カラフルなカラーのお魚です!(笑)

死滅回遊魚ですので、潮流に紛れてやって来た後は
冬を越えられずに死んでしまう可能性が高く、

そういう意味では、切ない気持ちになります。

背後にアワサンゴのある、この場所が気に入ったようで、何日も同じ場所に留まっています。

ここではお馴染みの灰色のスズメダイと一緒にいる姿を見ると、
とても不思議な感じがします。

すぐそばには、同じ死滅回遊魚の、キンチャクダイの幼魚がいました。

こちらは、冬の風物詩、毎年ここに何匹か漂流してくるので、
いつも楽しみに待っています。

すばしっこくて、すぐにアワサンゴや岩の影に隠れてしまい、思わぬ場所から、また出てきたりします。

そして、今日、同じく死滅回遊魚のミノカサゴもいました。
こちらも、私は初めてここで見ました。

ミノカサゴにとってはこの水温は寒いのだと思われます。
とても弱々しく飛び立って行ったので、追いかける気には、なれませんでした。

帰り道には、体がまだ透けているキヌバリの幼魚がたくさんいました。

そして、繁殖期が終わり、ズタボロのキヌバリの父親。

婚姻色の、ごんぶと、巨大、ニシキハゼ(30センチくらい)。

お腹がパンパンのニジギンポ。

コウイカ

最近、日増しに距離が近い、コブダイ

一休み中のカサゴ

小さなイトヒキハゼ

素晴らしい家に住んでいるコケギンポ。

今だけの、旬な生物もたくさんいます!
ぜひ遊びにいらしてくださいね^^

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年に一回、5月に透明度が良くなる日。

2022/05/29 水温15℃

浮遊性のホヤの仲間、サルパが、腕に絡まるほど大量発生したのが、ちょうど先週。
その一週間後、ワイドを持って海に入りましたが、残念ながら(?)大量のサルパはいなくなっていました。

例年は、その一大イベントはたいてい5月のGWごろで、サルパが浮遊物を食べてくれるので、一時的に透明度が抜群に良くなります。

サルパ撮りたかったな・・・また来年の楽しみです。笑。

大量発生から一週間ですが、まだまだ、海は浮遊物が少なく綺麗で、透明度は良好です。

考え事をしながら写真を撮る私の周りを、コブダイが、ウロウロしています・・・笑。上に下に横に・・・ワイドのレンズを通して見ると遠くにいるように錯覚するのですが、実際は触れるような距離なので、時々、その目の美しさにびっくりします。

私はいつも、透明度が良い時の瀬戸内の底って、海というより、川っぽいな、と感じています。

黒潮があたる太平洋などの「青さ」というよりは、透明な「水」、という印象を受けるからかもしれません。

アワサンゴの緑色も、山や森みたいに見えて、あんまり、海を潜ったー!という感じではないんですよね。ここならではの、不思議な感覚です・・・。

実際、瀬戸内海は、中四国山脈から流れる川の水の影響を受けているそうで、
塩分濃度も他の海よりは低いので、川っぽい、山っぽい、というのは、あながち間違ったイメージではないのかもしれません。

水温は、底をついた3月から、次第に上がってきていますが、まだまだ褐虫藻に逃げられた、白っぽいアワサンゴも多く、寒いのだなぁ、という印象です。

産卵期が近いのか、オスのコブダイはパトロールが忙しそうで、フィンで蹴ってしまいそうな距離まで近づいてきます。

さて、今日は漁の網なども入っていたので、撮れるアングルがちょっと限られていて・・・笑。今時期のコブダイは、またリベンジしたいなぁ、と思います。

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The Story of SetouchiのYOU TUBE版はこちらです💕


↑アワサンゴ群生地(ワイド)

↑ゴマフビロードウミウシとアワサンゴ(マクロ)

レモンの森のコブダイ

2022/01/02 レモンの森
水温14℃

潜り初めのレモンの森です。

アワサンゴの森の中で、何を撮ろうかなと考えていると、
一番最初に寄ってきてくれたのが・・・

大きなオスの、コブダイでした。

ぐるぐると、私の周りを周っています。
縄張りに入られたのが、気に入らないのでしょうか。

手を伸ばしたら、触れてしまうほどの距離です。

以前は、アワサンゴの森の、奥の方、沖の方の、岩陰に潜むように住んでいて、なかなか姿を現してくれませんでした。数年前の話です。

長年、追いかけないように、追いかけないように、していました。
今は、こちらが止まっていると、だんだんと、距離が縮まってきます。

そんな歴史のある、レモンの森のコブダイたちなので、
お腹を見せてくれると、私はとても嬉しくなります。

あ。犬じゃなかった・・・。笑。

皆さんがマクロ撮影をされていると、そのすぐ後ろを、
ウロウロ、ウロウロしています。

見上げると、アジの群れがいました。

小さなスズメダイもたくさん。

ワイドは本当に、難しいですね。
コブダイ は、ちゃんと光が当たると、本当は、もっと綺麗な色をしているのではないかと思います。
今日はその色が出ませんでした。

またリベンジしたいです^^

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