2025/04/19, 4/25 山口県周防大島 地家室海域公園 水温12℃
浅瀬にメバルの幼魚が増えてきました!
この海域は、山から川の水も流れてくるため、透明度が良くなると、海の色は青みが増すというよりは透明に近くなります。ガラスの水槽の中を漂っているような不思議な気分になり、とても気持ち良いです。
赤い葉っぱのように、薄くてヒラヒラしたメバルの幼魚たち。
さて、4月下旬から5月にかけて、サルパというホヤの仲間が増えるのですが、彼らが水中の微生物を捕食してくれるため、この時期は透明度が上がります。
ウミウシもかなり増えています。
私の大好きなミズタマウミウシは、水温が上がるといなくなるので、観察できるのはあと数週間くらいでしょうか。
他のウミウシに比べて大きいので、海藻の上を進んでいくと、最後は重さで宙ぶらりんになっていました。笑。
ゴマフビロードウミウシも、大きめの個体が増えて見つけやすくなっています。
キイロウミコチョウも、個体数が増えてきました。
砂地の上には、アユカワウミコチョウ。
ヒメクロモウミウシ。
キンセンウミウシ。
アカボシウミウシ。
フジタウミウシ。
アワサンゴの森には、小さなコトヒメウミウシ。
アズキウミウシ。
極小のシロイバラウミウシ。
常連さんの、ミツイラメリウミウシ(黄色バージョン)。
ミツイラメリウミウシ(白色バージョン)。
シラユキウミウシ。
ミガキボラも産卵していました。
水温の低い時期を過ごしてきたアワサンゴたちは、この季節はまだ縮こまっている個体もいます。それはそれで、可愛らしいです。
色も、いつもの濃い緑ではなく、薄い黄緑色の個体であったり、
咲きかけのブロッコリーみたいになって弱っている個体も、この時期ならではです。
白いホウキムシに寄生されてしまう個体も多くあります。
ただ、これから水温が上がってくると、いつもの隆盛を誇る姿に戻ってきます。巨大なアワサンゴの群生地ですので、様々な形態の株を見ることができて、興味深いです。
GW、皆様にお会いできるのを楽しみにしております^^
是非、見にいらしてくださいね!
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アワサンゴの森のスライドショーです💕