アワサンゴの生殖腺

2024/07/05  水温19℃ ニホンアワサンゴ群生地/地家室海域公園

一面、緑がいっぱいのアワサンゴの森に、夏がやってきました!

パタパタと忙しげなスズメダイや、

アワサンゴをのんびりと見つめるキヌバリ、

海底に佇むハオコゼなど、

各々が、それぞれの役目を果たしているかのように、それとも自由に、過ごしているようです。

この時期の特色と言えば、アワサンゴの生殖腺です。

茎の部分に、タネが連なったような、数珠のような組織が生まれます。

それは、螺旋のように伸びていたり、

棍棒状に伸びていたりもします。

アワサンゴの中心部から先端に向かって、たくさん伸びてきます。

ここ、地家室海域公園は湾なので、ほとんど潮流のない場所ではありますが、沖の方は僅かに、潮の満ち引きのような流れを感じることがあります。

そのような場所で観察すると、アワサンゴが踊るようにポリプを揺らせているので、根元から発生する生殖腺があらわになりやすく、

目で確認することができて、気付くことができます。
この生殖腺は、役目を終えると、数週間で小さくなり、目では見えなくなります。

普段は、掌を広げたようなポリプを上から眺めることが多いのですが、

この時期は、根元や茎の部分も注目すると、アワサンゴの美しさを新たに発見することができるかもしれません^^

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アワサンゴの森のスライドショーです💕

 

 

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