海中花、ウミヒルモの開花。

2023/09/04 , 2023/09/10 山口県上関&周防大島 水温24℃

海中に咲く花、ウミヒルモの花は、背の高さが爪楊枝ほどの
小さな、美しい種子植物です。

その宝石のような蕾が少し緩み・・・、

赤紫の花弁の隙間から、寒天質のような白い花粉が溢れてきました。

それは糸を引くように、水の流れに乗ってゆらゆらと広がっていきます。

内側で膨張する花粉の重みに耐えきれなくなった頃、

花びらが、こぼれるように開きました。

その姿は、さながら、小さな間欠泉のようです。
噴火したミニチュアの火山のようだとも思いました。

このような瞬間を目にしたのは初めてだったので、とても、感動しました。

開いたウミヒルモの花は、上から見ても、可愛らしいです。

反り返った花びらは、菫色のように見えたり、
もっと硬質な、アメジストの紫色のように感じられたりもしました。

光に当たるとキラキラと輝いて美しく、癒されるので、長い間、じっと見つめてしまいます^^

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山口県周防大島、
地家室海域ニホンアワサンゴ群生地スライドショーです💕

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ハタテダイとマハタの幼魚

2023/09/04  山口県上関 水温24℃

上関のとあるビーチでは、夏になるとハタテダイを見かけることがあります。

死滅回遊魚、季節来遊魚などと呼ばれますが、温かい海流に乗って瀬戸内までやって来た、旅人のようなお魚です。

ウミヒルモの畑の中を、スイスイと泳いでいます。

その尖った口で、縄張りに入って来る魚達を牽制し・・・、

自分の居場所を守っているようでした・・・。

兄弟なのでしょうか、2匹で身を寄せ合うようにして、片時も離れません。

さて、少し離れた場所に流木が落ちているのですが、
マハタの幼魚がひっそりと隠れていました。

動かずにしばらく待っていると、流木の陰から出てきてくれます。
出てくると白くなるみたいです・・・笑。

二頭身で、とても可愛らしいです。

こちらを不思議そうに眺めたり・・・、

ヒュッ、ヒュッと素早く泳いでみたり・・・、

口に入った砂を勢いよく吐き出したりしていました。

マハタを見たのは、私は初めてです。成魚は深い所に住んでいるようですが、
いつまでここにいてくれるかな・・・。

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山口県周防大島、
地家室海域ニホンアワサンゴ群生地スライドショーです💕

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