2022/8/6 周防大島 水温22℃
アワサンゴの根元に、不思議な黄色い、筋のような線がたくさん・・・!!
何だろうと思い、いつもお世話になっているなぎさ水族館さんに問い合わせてみると、アワサンゴの「生殖腺」だということが、分かりました!
アワサンゴの根元は見えづらいのですが、
よく見てみると、たくさんの生殖腺が発達しているのが、肉眼でも分かります。
くるくる曲がっていたり、粒が連なったように見える状態であったり、
いくつかの段階が観察できました。
もうしばらくすれば、これがプラヌラ幼生となり、秋の海に新たな命が放生されることとなるのでしょう。
プラヌラ幼生ができる前段階のアワサンゴ、今時期だけですので、是非たくさんの方に見ていただきたいなぁ、と思います^^
このアワサンゴの株を上から見ると、一粒、黄色いプラヌラ幼生を観察することができました。
ミスタードーナッツで売っているゴールデンチョコレートドーナツの表面についている・・・黄色い粒々の砂糖みたいな・・・分かる方いるかなぁ?笑。2022年、初観測のプラヌラ幼生です!
プラヌラ幼生がもういるんだ!そういう目で見てみると、この他に数個、同じ株の中に見つけることができました。この広大なアワサンゴの群生地ですから、他のアワサンゴの株も、幼生が宿り始めているのではないかな、と思います^^
さて、今、周防大島の海中では、アワサンゴだけでなく、絶滅危惧種のホソエガサも、新しい命を育む時期がやってきています。
マスカット色の、極小の粒々胞子が傘の中にびっしりと詰まっています。
砂地でたくさんの泥をかぶりながらも、
上を向いて・・・
たくさんの胞子を飛ばして、これからも周防大島の海を賑わせてくれたらなぁ、と思います。
胞子と言えば、ピンクが可愛いカギケノリも、
丸い胞子を蓄えています。
色も形も可愛いくて・・・、
この日は、ピンクのクロヘリアメフラシもそばにいました。
帰り道では、ニジギンポに出会いました。
そろそろ産卵の時期がやってくるのかな・・・。
とても楽しみです。