年に一回、5月に透明度が良くなる日。

2022/05/29 水温15℃

浮遊性のホヤの仲間、サルパが、腕に絡まるほど大量発生したのが、ちょうど先週。
その一週間後、ワイドを持って海に入りましたが、残念ながら(?)大量のサルパはいなくなっていました。

例年は、その一大イベントはたいてい5月のGWごろで、サルパが浮遊物を食べてくれるので、一時的に透明度が抜群に良くなります。

サルパ撮りたかったな・・・また来年の楽しみです。笑。

大量発生から一週間ですが、まだまだ、海は浮遊物が少なく綺麗で、透明度は良好です。

考え事をしながら写真を撮る私の周りを、コブダイが、ウロウロしています・・・笑。上に下に横に・・・ワイドのレンズを通して見ると遠くにいるように錯覚するのですが、実際は触れるような距離なので、時々、その目の美しさにびっくりします。

私はいつも、透明度が良い時の瀬戸内の底って、海というより、川っぽいな、と感じています。

黒潮があたる太平洋などの「青さ」というよりは、透明な「水」、という印象を受けるからかもしれません。

アワサンゴの緑色も、山や森みたいに見えて、あんまり、海を潜ったー!という感じではないんですよね。ここならではの、不思議な感覚です・・・。

実際、瀬戸内海は、中四国山脈から流れる川の水の影響を受けているそうで、
塩分濃度も他の海よりは低いので、川っぽい、山っぽい、というのは、あながち間違ったイメージではないのかもしれません。

水温は、底をついた3月から、次第に上がってきていますが、まだまだ褐虫藻に逃げられた、白っぽいアワサンゴも多く、寒いのだなぁ、という印象です。

産卵期が近いのか、オスのコブダイはパトロールが忙しそうで、フィンで蹴ってしまいそうな距離まで近づいてきます。

さて、今日は漁の網なども入っていたので、撮れるアングルがちょっと限られていて・・・笑。今時期のコブダイは、またリベンジしたいなぁ、と思います。

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The Story of SetouchiのYOU TUBE版はこちらです💕


↑アワサンゴ群生地(ワイド)

↑ゴマフビロードウミウシとアワサンゴ(マクロ)

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