秋の夜長の魑魅魍魎

周防大島 水温23℃

シタビラメの幼魚は、とても不思議な姿をした生物です。

大きさは2㎝くらいで、海の中を浮遊しています。

通称・シタビラメ、カレイ目ウシノシタ科のこの生物は、まだ幼魚のうちは、両目が体の側面に、ちゃんと一つずつあります。
ひらひら、ひらひら、右に左に不器用そうに泳ぐ姿が、可愛らしいです。

頭から伸びる伸長鰭条は本体の体よりも長くて、体の動きに合わせて、たてがみのように靡きます。

お腹から下に飛び出ているのは腸で、脱腸しているのは、たくさん食べるためでしょうか。

成魚とは似ても似つかない姿。
本当に、興味深い生物です。

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