2021/09/19 周防大島 水温23℃
今日は、過ぎ去った台風が大気を浄化したかのような、クリアな秋空でした。
この時期のニホンアワサンゴはプラヌラ幼生を宿し、黄土色に色づきます。
ぎっしりと茎の中に詰まっていますが・・・、
時が来れば、ひとつひとつ、ポリプの真ん中から巣立って行きます。
波に揉まれながら・・・
ポンっと斜めに飛び出して行く、プラヌラ幼生。
活性化している株のポリプの真ん中では、順番待ちしているプラヌラ幼生がいたり、
真珠のように、コロン、と転がり落ちる個体もいたりして、ずっと見ていると可愛らしく思えてくるので不思議です。
放出されたプラヌラ幼生は、海の中を漂い、やがて着底するそうです。
すくっと背筋を伸ばすことができるようになるまで、どのくらいかかるのかな・・・。
大きく成長することができても、弱って白化してしまう個体もいます。
広大な群生地なので、強いアワサンゴ、弱ったアワサンゴ、
様々な段階のアワサンゴが生きていて、それぞれに物語があります。
ぜひ、見に来て下さいね^^