2018/7/23&8/5 上関
早朝、朝日が昇って間もなくの頃・・・。
せわしなく胸ビレを動かしていたナベカが、
巣穴の奥に入り、
次に出てきた瞬間。
プッ。
ナベカの口の中から、稚魚がハッチアウト。
稚魚の行く先を、
最後まで見つめる父親ナベカ。
前々日に卵を観察していた こちらのナベカも、
朝の5時、一匹だけ、ハッチしました。
ハッチの合間に、求愛、産卵なども観察でき、
この時期のナベカからは、目が離せません。
巣穴の奥に入ったメスに、
どんなことを語りかけているのでしょうか。
自然に生きる生物たちは、いつも、
瞬間々々を生き、「今」の中に、生きていています。
その溢れ出る生命力に、目を奪われ、
ついつい、彼らのそばに、長居してしまうのでした・・・。