年に一度。今の時期だけ・・・。
プラヌラ幼生を、
体内に宿したアワサンゴ。
いつも、季節によって様々な色合いの緑を
楽しませてくれるアワサンゴですが、
この時期だけは、
黄土色のような、黄が強い色彩になります。
ポリプの中心から、
順番待ちしたアワサンゴの赤ちゃん、
プラヌラ幼生が、放生されます。
ポンっと。
たいていは一瞬の出来事で、
後を追うのが大変です。
約1~2㎜・・・。
ゴマ粒のような大きさです。
時々、二股の子がいます。
プラヌラ幼生は、
まるで意思を持っているかのように見えます。
潮流に身を委ねて流される他の浮遊物とは、
明らかに動きが違うのです。
ふよふよ~ ふよふよ~ と、
地面に着きそうになっても 再び泳ぎ出し、
気に入る場所が見つかるまで、
その旅は続くようです。
早く、良い住処が見つかるといいですね。