2017/08/27 周防大島 土居
絶滅危惧種のホソエガサ、
通称「人魚のワイングラス」。
土居の海辺、水深2-3mの泥地に、ひっそりと・・・
ほんとうに ひっそりと、
植わっています。
そんなに数はありません。
カイワレ大根よりも か細い茎に、根。
植わるというよりも、砂地にどうにか数本 根が絡まっている、
そんなイメージです。
土居の砂浜は砂泥が細かく、
少しの波で砂が舞い上がり、視界が悪くなります。
そして、細雪のように、パラパラと、
傘の上に降りかかる。
私の見たホソエガサはどれも、
その砂にまみれていました。
「人魚のワイングラス」というよりは、
「細柄傘-ホソエガサ-」。
その名がぴったりだと、思いました。
傘の骨々の間、
黄緑色の粒々が、胞子。
拡大すると、
マスカットのように
艶やかです。