TECで戦艦陸奥ダイビング。

2023/03/15&16 戦艦陸奥
山口県岩国市柱島沖 水温11℃

春霞の空の下、
瀬戸内は凪が続いており、この日も穏やかでした。

エントリーしてどんどん潜行していくと、
次第に、陸奥の巨大な船体の影が見えてきます。
緊張が、わくわくに変わる瞬間でもあります。

まずは、水深40mにある主砲の、台座部分から泳いで、ほとんどが埋まっているその先まで行き、

一抱えはありそうな大きさの、主砲の蓋を確認して・・・、

今回は、さらにその先のエリアまで行ってみました。
片側が浮いたまま地面に突き刺さった円柱は、どの部分の構造物なのか、調査中です。

洋式トイレは、以前は船内にあったのですが、いつからか、水深40mの海底に落ちています。

主砲側から、船体に沿って艦橋側に戻る途中で、主砲の測距儀に出会います。

ようやく艦橋に着くと、今度は斜めに向いた巨大な柱群が、視界に入ってきます。

目が慣れてくると、細かい物も見えてきて、確認できるようになります。

艦橋の副測距儀の上付近を旋回した後、今度は縦に、船体に沿って水深21mまで浮上し、
およそ20分ほどの減圧手順を終了させ、エキジットしました。

1時間半の水面休息後、
2本目は、1本目とは逆方向、副砲のある、艦橋の後ろの方へと向かいました。
まず、一つ目の隔壁。

次に、二つ目の隔壁です。
船内を仕切る、このような隔壁でさえ巨大なので、当時の若者たちの憧れの戦艦だったというのも、分かる気がします。

それらを通り越し、少し泳いだ場所に、副砲があります。

迷わないよう、注意しながら帰ります。

減圧停止中、水深12mあたりのキールには、ウスマメホネナシサンゴがいました。
夏や秋は見かけないので、いつまでいてくれるかなぁ、と思います。

ストロボを片づけた後に気付いたので、ちょっと無理矢理なカメラの設定でした。次回は、こちらもしっかり写真を撮りたいです。可愛い生物です💕

陸奥は、ボトムは40mですが、上は12mと巨大な船体であるため、コースは違いますが、TECでも、レジャーでも、潜ることができます。潮の関係で潜ることのできる日が限られており、次回は4月15日&16日の予定です^^
興味のある方は、ぜひお問合せくださいませ。

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